忍者ブログ

歩いてきた道

2008 Herbst -

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

sherlock 02

BBCのsherlockに出てくる人物は,魅力的な人が多い.
シャーロックは相当セクシーだし,ワトスンも単なる間抜けではない.
マイクロフト兄も,アイスマンと言わしめるドライさと,弟を思う気持ちとの複雑さを持つ.
モリアーティも,何度でも見たくなるような,相当ぐっとくる魅力ぶり.
モリーもいじらしいし,アイリーンアドラーもきれい.


でもまずはワトスンから.

最初の感想は,ワトスンになりたいな,というものだった.
一番一般人に近い人にして事件の語り部,その視点に視聴者を持ってくる,
というシャーロック・ホームズの基本的な型にしっかり嵌められた形.やられたね.
ワトスンになりたいと思うのは,
シャーロックがとてもとても魅力的でセクシーで,
その彼に必要とされているように見えるからだ.
我ながら面白いのは,シャーロックになりたい,とは思わないのだな,ということ.
それが自分の能力からあまりにかけ離れているので,そうは思えない,ということなのか.
少し悔しいけれど.


今回のワトスンは,単なる間抜けではなく,
戦争帰りの心の傷を抱えた,勇敢で優秀な医者という設定である.

私の気に入ったプロットは,
「君は戦場を忘れたいんじゃない.戻りたいんだ.戦場へ再びようこそ.」
とマイクロフトに看破されるシーン.
ワトスンは,シャーロックやモリアーティ程常人離れしてはいないけれど,
それでも,日常に冒険がなくては生きていけなくなってしまっている.

そして,それをちゃんと,シャーロックとマイクロフトに見抜かれている.
シャーロックは最初からワトスンの怪我を疑っていて,
だからこそカフェに犯人を呼び出して,タクシーチェイスする.
そして,本人が気づく前に杖を置いてきたのを見て,ここに住むだろ,と言う.

もう一度それを指摘する場面がある.
could be dangerousとシャーロックにSMSを送られたワトスンが帰ってくる.
そして,I said dangerous, and here you are. と言われるのだ.


ワトスンがほかの人とは違うところ.
勿論軍医としての能力や豪胆さ,射撃の腕もさることながら,
見抜かれても怒ったりせず,素直に感嘆できる所なのだろうと思う.
それはある程度自分に自信がある人にしかできないことだ.
最初に,タクシーの中でmarverousだねと言われた時のシャーロックの
驚きとはにかみがとてもぐっとくる.


初めて病院で出会うとき,ワトスンを観察して得られることをずらっと言った上で
出がけにMy name is Sherlock Holmes, and the address is 221B Baker Str.と言って,
有名なウィンクをする.
個人的に,その後の,Afternoonの言い方が,すごく素敵で,
イギリスっていいなあーと一気に惚れ込んでしまった.





PR

sherlock 01

BBCのシャーロックが面白いと友達が言っていたので,見てみた.
面白くて,はまった.
今のところシーズン2まで.6話.


そもそもシャーロック・ホームズの原作はあまり好きな方ではなくて,
アブダクションと言われる手法が,あまりにも偶然に依存しているように思えたから.
勿論,事実を集めてある程度予想されている事実の確率を上げる,しかできないし,
最終的に,何かの結果の事実の羅列から,それに筋の通るストーリーを練り上げるのは
とても人間らしい能力と言えるので,すごいことなんだけれども,
それにしても,外れる可能性がまだ多分にあるにも関わらず,随分傲慢じゃないか,
というのが小学生の頃の私の感想で.

それでも,世の中には死ぬほどシャーロキアン,ホームジアンと呼ばれる人がいるということは,
それなりに原作も魅力的なのだろう.
当時の私にはそれは気づけなくて,それ以来食わず嫌いだった訳だ.


今回のBBCのシャーロックは,時代を現代に移して,
制作陣のホームジアンぶりを遺憾なく発揮しつつ,ストーリーを新たに作り上げている,という作品だ.

ここで私が発見した面白味は,
人間味のあるホームズ(たち)の姿と,ウィットに富んだイギリス的な会話.
つまり,ホームジアンの方々が,わかりやすくその魅力を置換してくれたお蔭で,
ホームズに興味を持てずにいた私にも,その魅力が伝わったという訳だ.
シャーロック・ホームズは,推理物ではなく,友情の物語であり,修辞を楽しむ物語だったのだ.



ネガティヴさに侵食されている

引越をして,お知り合いがたまたま何度か家に訪れたりしている.

基本的に他人が家に来るのは苦手だ.
仲よくしていたお友達が引っ越してしまったので,
もう少し引きこもりがちな生活に移行したい.


自分の他人との距離の取り方に問題があるからなのかもしれないけれど,
相手に温かみのある感情がないなら,悪口を言うべきじゃない.
自分でネタとして言うのと,他人から言われるのとは違うし,
誰かのいないところでその人を貶す話を聞くのも好きになれないし,
口には出さないけれど,不愉快に感じていて,苛立つ.
自分としては割と珍しいことだ.

或いは別の人に対しては,
優しい人ではあるが,ところどころにけちくささが目に付いたりして驚く.
苦労したのかな,育ちが悪いのかな,と思ってしまったりする.



自分が充実している時は,そういうことが気にならないものだ.
こういうことが気になっている時点で,自分の生活の方に問題があるということだと思う.


日曜日に食べた何かに中って食中毒で嘔吐し続けた.

なんとなく,仕事が繁忙期の間の暇な時期に入っているようで,
やる気があまり起こらない.

小さな,充実したプロジェクトをやりたいなあ.



自然消滅

2年前位に,昔の彼氏が2度目の結婚をしたことを知ったらしい.
その時は,それなりにショックではあったけれど,短い期間だったようだ.


今年に入って,仲よくしていた人と音沙汰がなくなった.
所謂自然消滅というやつだ.
今のところ特に感慨はない.
日本に帰った時の週末に自由な時間が増えるなあ,といった感じ.

結局,私の側の愛情不足がこの原因だろう.


いよいよ自分ひとりきりだ.




視野を広げ,感情のバランスを取るということ.

最近再びくるしい.
特に理由がある訳じゃない.単純にくるしい.

生きていることは苦しみなのだ.と言ってもいいけれど,
そう言ったところで何も始まる訳でもない.

イースターは雨模様.


仕事は,基本的に楽しいのだけれど,
誰かに評価されることが少なくて,特にチームの中から思ってもいない悪口を言われたりすると,
急激にやる気が減退する.
評価されるためにやっている訳じゃない.
というのは,確実に真実ではあるけれど,
やはり誰かに理解してもらいたい,と思うのは人情とも言える.

自分が他人の悪口ばかり言っているような気がして,気が塞ぐ.

にこにこして,鷹揚に構える人になりたい.



最近やっと少しずつ,誰もが失敗しながら,それを抱えて生きているのだ,ということを理解し始めた.
きっかけは『最後から二番目の恋』というドラマだったかもしれない.
小泉今日子が演じる45歳の独身ドラマディレクターの,鎌倉での生活のドラマなのだけれど,
自分のことをきたないなー,と思ったりしながら,なんとかそれでも保って生きている.
それは,若い人がするような自己嫌悪とは少し違っていて,
失敗して,落ち込むのだけれど,でもそんなこともあるということもわかっていて,
だから,それを引き受けながら,笑顔で生きている,
そういうかんじだ.

今まで,他の人たちは,(例えそれが他者からは失敗と見えようとも)
その人がいいと思っていることをしていて,それに納得して生きているように思っていた.
私から見たら,仕事上全然ダメと思えるようなことをしていても,
それはその人の境界の引き方が私とは違っているだけで,その人にとってはOKで,
それを反省もせずにのうのうと生きているように見えていて,
そして,それはやっぱり殆どの場合はそうなのかもしれないけれど,
でも,そうじゃない場合だってあって,それを,ある程度の人たちは,引き受けながら生きている.

そういうことがわかってくると,
自分が失敗してしまった時に,それ程急転直下せずにいられるようになってくる.
急転直下して,感情的になること自体が,
実は失敗そのものだったりもするわけだから,
もっとキャパシティの大きな人になる,ということは大切なことなのだ.


視野を広げること.
没入するのも素敵だけど,もっとバランスを取らなくては.



TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]