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歩いてきた道

2008 Herbst -

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オリエンタルラジオ3

相変わらずオリエンタルラジオブーム.
藤森さんいいなぁー.面白い.勘がいい.

中田さんがいなかったらあの場所にはいないんだろうけれど,
中田さんを引き当てる運の強さのようなもの.

人間の華っていうのはこういうものなんだろうなぁと思う.
もっと見ていたい.

運の良さが運の良さをさらに惹きつける.

こういう人になりたい.華のある人になりたい.


一度売れた後に売れなくなった時のことを話すとき,
中田さんは,すごく不安だった,と言う.当たり前だろう.
けれど,藤森さんは,時間ができて夜遊びを始められたんでよかったです,と言う.
勿論,怖かったですよ,と言うけれど.
コンビの全部を背負っているみたいに思っていた中田さんとの圧力の違いはあるだろうけれど,
藤森さんみたいに,プラスに話していけるのって,運をつかむのに大事な気がする.

そもそもお笑いを始める時も,(本当かどうかは知らないけれど)
中田さんのビデオを見るまでお笑いなんてみたことがなくて,
見た時に爆笑して,この人は天才だ,この人とだったら絶対うまく行く,と思って
お笑いに誘ったらしい.
お笑いでは普通下積み時期があるなんてことも知らなくて,
すぐに売れても当然だと思っていた.

そういう,知らないことの強さ,みたいなもの,明るさ.宝石.


いいなあー.こういう人いいなあー.


藤森さんの家はたまにテレビに映るけど,きれいでかっこよくて,
こういう風に住んでいたらいいのかな,と憧れる.
きれいになりたいな,と思える.

好きな人が,例え会ったことのない人でも,できるっていいですね.



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オリエンタルラジオ2

まだオリエンタルラジオブーム中なんですが,
見ているうちにどんどん藤森さんが気になってくる不思議.

藤森さんは確かにハンサムですが,中田さんも同じくらいハンサムに思えるのです.
でも藤森さんの笑顔やすね顔にどうしても目が行く.

なんだろう.

中田さんのストイックさや尖ってしまう感じ,頭でっかちさ,変態さ加減,
着眼点,動きのきれと客観性,
そういう才能や努力ははっきりとしていて,
そこが魅力的に見えるのは,わかりやすい.
さらに,彼は比較的感情を顕わにするタイプのように見えて,
その正直さ,誠実さは信頼できる.


けれど,藤森さんの魅力は,なんだかもっともわっとしている.
大人だな,という感じ.時に暴走する相方を受け止める度量の大きさ.
相方への信頼,尊敬とここでやっていくんだと腹をくくった感じ.
そして内に溜めたものを垂れ流してしまわない節度,或いは潔さ.

空気を察知するのが上手とは言え,面白いことを言うのは簡単ではないし.
相方と自分を比べたり,将来が不安定であることからくる
不安や焦りのあやうさもなくはない.

それでもなお,興味を惹かれてしまう.
他人を傷つけないあり方,やさしさ,その奥にある独立した感じ.

いいなぁ,この人.気になるなあ.




オリエンタルラジオ

時々のはまりものは日々変化していくわたくしですが,
シャーロックがそろそろほとぼりも冷めてきた所で,オリエンタルラジオが軽く来ました.

なんだか最近は熱愛だとか女性問題だとかであまり評判がよくないようなんですが,
そんなことはどこ吹く風.
というか,最近のテレビは観られないので,昔のネタなぞを掘り返したりして
へー,面白いじゃん,というような.
武勇伝すら,流行っていた時には全然興味なかったんですが,
今見てみたら,面白いなぁと.
とは言え,掘り出せるネタが少ないので,この波は個人的にはすぐに過ぎそうなんですが.


まぁそれはそれとして.


昔はお笑いなぞ全然観なかったのに,ここ数年たまに波がくるようになりました.
ラーメンズとバカリズムは私の中で殿堂入りしてしまっていますが,
ブラックマヨネーズって面白いんだな,という時期もあったし,
チュートリアルの狂気じみた芸風がいいなと思う時期も.
有吉弘行はコンスタントに面白いと思いますし
(そもそもはバカリズムが出ているIPPONグランプリから彼への興味は始まったのでした)
オードリーの若林の波が来ていたことも.

(あれ,みんな結構性格暗そう?)


オリエンタルラジオは,芸がきれいだなあ,というのが印象的.
きれいでかっこいいお笑いをやりたいんだろうな,と.
二人ともきれいな顔立ちだし,
中田さんの身体の動きはすごくきれいで,藤森さんの歌は安心して聴ける.
絵になる舞台.

そして勿論,仲が良さそうなのが素敵です.
結局,お笑いの人たちは熾烈な争いの中で生きていて,
数年単位で見ると,如何に彼らが必死にもがいているかが見えてくる.
浮き草稼業で,本当に味方と思えるのは相方だけ.
生き残るべく芸風を広げ,お互いに模索し,
二人の関係が色々変化しながらやっていく,ドキュメンタリー.

結局,それが観たいんだろうな,私は.
そうやって必死に生み出した結果の,美しさや意外さ,面白さ.

オリエンタルラジオはまだ,芸の幅はそんなに広くはなくて,
見ていて少し危なっかしい.
時々,中田さんの横暴さ(藤森さんに頻繁に被ったりする点で)が目について,
もっともっと中田さんが素直に藤森さんを信頼できたらいいのになぁと思ったりする.
でも,彼らは若いし,一度這い上がっても来ているし,
この先何か面白いことが起こるんじゃないかと思わせてくれる何かがある.



オリエンタルラジオとラーメンズは,少し似ている.
どちらも友達がコンビを組んで,お互いが大好きで.
明るい側の人間は,思いつめる側の人間の才能を全面的に信用していて,
思いつめる側の人間は,俺はすごいんだと思いながら,
でも自分にない相手の華にすごく嫉妬したりしている.

オリエンタルラジオの出世作の武勇伝のキーフレーズの一つは,あっちゃんかっこいー,で,
それは,ラーメンズファンとしては,ぎんちゃんかっこいー,を思い出させる訳だけど,
面白いのは,ネタを書いている思いつめる側が,
そのセリフを言いたいのか言われたいのか,が逆だという点.
それを相手に言わせられる中田さんのまだしものオープンさと,
片桐仁に比べての藤森さんの器用さが,
オリエンタルラジオのこれからを期待させる.


ラーメンズは,ここ数年行き詰り感があって,
どんどん重箱の隅をつつくようになってしまっている.
それは,やっぱり,切磋琢磨の場から逃げたからなんじゃないかと思える.
二人の関係を意識的に変えるのも,新しい場所でチャレンジするのも,怖がってしまったから.
片桐さん,俳優なんてやってる場合じゃないんだよ.

今のまま行くなら,小林さんは小手先遊びの裏方になって,片桐さんは俳優になって,
ラーメンズの奇跡的な数年は,本当に一瞬の奇跡になってしまうのかもしれなくて,
人生とは或いはそういうものなのかもしれないけれど,
作品だけ魅せたい小林さんの思いとは裏腹に,
やっぱりここから全然別のところに行く,というドキュメンタリーを見たい.
全く別の種類の,でも同じくらい完成度の高い,見たことのない美しさを見せてほしい.
そして,それにはやっぱり,一人より二人の方が,可能性が広がると思う.


て,なんだかラーメンズの話になってしまったけれど,そうではなくて自分の話.

オリエンタルラジオにしても,シャーロックにしても,ブロマンス要素は多分にあって,
そういう関係に惹かれる時期というのは,自分の周囲の人間関係が薄いと感じている時期なのだろうか,とか.
自分の周りでの生涯の相方(家庭を持つ相手,には限らない)を見つけるのは至難の業に思えるし,
孤独には十分に慣れたつもりでも,やっぱり潜在的な不安があるんだろうなと.

それともう一つ.
オリエンタルラジオの二人にしてもシャーロックとジョンにしても,
勿論興味をひかれるのは,中田さんでありシャーロック(とモリアーティ)な訳だけど,
でも,自分としては,藤森さんやジョンのようになりたいな,とどこかで思っていることに気付く.
中田さんやシャーロックのような,ある種の異常さは自分になくて,
だからこそそれが大好きで,憧れて,
でも彼らにも彼らだけでは足りない部分があって,
それを少しでも補えるなら,或いは信頼してもらえるなら,
きっとすごく幸せだろうなぁーと.


そして,そう思ってしまう自分が,すごく悔しかったりするのです.





sherlock 09

sherlock を英語で見てみると,結構吹き替え版を見た時とイメージが違うのが驚きです.
勿論それは声や話し方の違いもあるし,個人的な能力の問題として,英語だとニュアンスを受け取り切れないので平板に聞こえる,というのもあります.


さて,前に,シャーロックは何故 Reichenbach Fall の最後でジョンに敢えて嘘をつくのか,ということを書きましたが,別の案が浮かんだのでメモ.
もし彼があそこで,自分は無実だ,けれど諸般の事情で死ぬしかないんだ,などと言ったら,
死後,ジョンは,シャーロックの名誉回復に努めたかもしれません.
シャーロックの狙いは,早く世間から自分を抹殺することだったのではないでしょうか.

ジョンからしてみると,シャーロックは不必要な汚名に塗れて死んだ,と信じてはいても
最後にシャーロックが自ら認める発言をしたということは,
少なくとも名誉回復を望んでいる訳じゃない(世間になどどう思われてもいい)
ということなのかと考えて,一人静かに信じていることを選んだのではないかなと.







sherlock 08

やっぱりモリアーティの最後の笑みがすっきりしないなぁと.
結局,シャーロックがモリアーティ並に平気でどんなに残酷なことでもできる,
ということをモリアーティが信じたと思えるかがキーなんだろうな.

study in pink で,犯人のタクシーの運転手が撃たれた後に,
黒幕の名前を聞き出すために,傷口をぐりぐりと踏みつけるシャーロック.
そういう行為にどれだけ残虐性を見るか,ということだろうか.
私の眼には,そういう側面よりもつい育ちの良さが映ってしまって,
シャーロックが何でもやるという意味でモリアーティと並べるとは思えないから
つい説得力を感じられずにいるわけだけど.....


僕と君との間の最後の問題,とは何だったのか.
勿論 the final problem というのは原典由来の言葉なので,引用しているだけかもしれないけど.

おとぎ話.作り話.作り物.そういうものがこのエピソードのテーマだ.
3に拘っているのも,おとぎ話の数字だからだろう.
ワトスンが作り上げたシャーロックの像を,モリアーティが書き換えていく話.
どちらが本当かなんてどこにもない.モリアーティの存在すら曖昧になってしまう.

221Bで言っていたように,"You need me, or you're nothing." なシャーロックとモリアーティ.
二人で作り上げた物語としてのシャーロックをどうやって終わらせるのか.
なのかなあ....



それにしても,裁判のシーンで,シャーロックが「彼には特別な何かを感じる」と言った時の
モリアーティの嬉しそうな顔といったら!!





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